04 雪の朝に考えたこと

                 大雪の昨日は、大変だ!大変だ!の連続でドタバタの一日でした。
 
雪の朝に考えたこと(20140215)
 
哲学について私があれこれと考えている多様なことを、おおよそ関連付けて、記しておくことにします。
 
・お金がないと、したいことができない。
・お金がないと、自由に行為できない。
・自由主義とは、個人の自由な行為を尊重するということである。自由な競争の尊重は、そこから発生するのであって、自由競争の尊重は、個人の自由な行為の尊重に優先しない。
・従って、自由競争によって、自由に行為できない人々を生み出すような格差が生じることは正当化できない
・個人の自由な行為を尊重するのは、個人があれこれ考えた上で、しようと考えた行為を尊重するということである。
・個人の行為は全て、個人があれこれ考えた上で、しようとする行為である。
・個人があれこれ考えるとは、個人が推論するということである。
・推論は問いによって可能になる。(これについては拙論「コリングウッドテーゼの証明」で指摘しましたが、これをより包括的に展開した論文に現在取組中です)
・個人があれこれ考えたことを尊重するのは、問いと推論のプロセスを尊重するということである。
・個人が互いにあれこれ考えたことを尊重し合うのは、自分の問いと推論のプロセスを尊重したいと考えるのならば、他の人々の問いと推論のプロセスも同様に尊重すべきだからである。なぜなら、自分の問いと推論のプロセスが有意味であるのは、それが私的なものでなく、他の人々の問いと推論のプロセスとの、より広い問いと推論のプロセスにおいてだからである。
・もし人間と同じように問いと推論のプロセスを行うAIができたなら、AIの問いと推論のプロセスも同様に尊重すべきである。