すっかり秋ですね。
森田さん、コメントありがとうございました。
私のここでのスタンスは,
「エントロピー増大の法則は、人間的な原理かもしれない」
ということです。
森田さんは、熱力学においてエントロピー増大の法則が成り立つことは、ボルツマンが統計力学で証明したのであり、状態数(状態数=エントロピーでしたか?)というのは、自然的な物理量であって、この法則は「人間的な原理ではない」ということを主張していたのだと思います。つまり、私のスタンスへの批判でした(ご批判、大歓迎です。批判がなくては、進歩はありませんから。)。
ところで、今回のコメントで言及されている、プライスは、「エントロピー増大の法則」に対してどのようなスタンスなのでしょか。
森田さんは、プライスにたいして、ボルツマンを擁護しようとしているのでしょうか?
プライスの議論は、私のスタンスにとって、有利なのでしょうか?
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プライスの話は,人間的な原理かどうかということとはいまのところ関係がなさそうです.
ただ,「ボルツマンによって証明された」ということに対しては批判的で,私も彼の議論についてはいまのところそのとおりかもしれない,と思っています.
これはそこまでプライスも話を発展させていませんし,私も見当がつかないのですが,もっとエントロピー増大則を突き詰めていくと,どこかで実は人間的な原理であるということになるかもしれません.
ただ,その「人間的な原理」というのがどういう意味か,ということになるのですが.