[カテゴリー:日々是哲学]
明けましておめでとうございます。
今年も問答の考察を進めたいと思います。よろしくお付き合いください。
<問答の観点から哲学を改造すること>、これが私の目標です。
(問答の重要性が分かれば、おのずから哲学のあり方は変わるだろうと予測しています。)
現在次のようなことを考えています、あるいは、考えたいと考えています。
・哲学は、普通よりもより深くより広く問うことである。哲学では、通常は問いの対象の方に関心が向かっているが、哲学研究は、問答で出来ている。
・哲学研究の対象(世界)もまた問答で出来ている。
言語、認識、行為、主体、社会などが問答で構成されていることを示すこと。
・言語について言えば
語、文法、言語行為。
構文論的諸概念、意味論的諸概念、語用論的諸概念が、問答関係によって成立すること
・論理学について、
論理学的諸概念、論理法則が、問答関係によって成立すること
・認識論について
信念、知識、主張は、問いに対する答えであること
認識を問いへの答えとみなすこと、真理を問いに対する答えの関係とみなすこと。
・行為は問いに対する答えであること
行為主体は、問いで構成されていること
・社会制度は、社会問題への答えであること
法は、関数である
法は、社会問題への答えである
権利は、問答の権利である
お金は、負債証明書である。
負債があるとは、返済義務があるということである
・歴史は物語である
物語は、物語的問いへの答えである
・人生の意味について
人生の意味は、人生の上流推論と下流推論である