[カテゴリー:『問答の言語哲学』をめぐって]
「論理的語彙による事実の明示化」を明らかにするために、第31回から前回38回まで論じてきました。論理的分析命題が、実在に関わらない無内容なものであるか、実在に関わるものであるかを考察するために、分析的真理と綜合的真理の区別を論じてきました。この議論は、『問答の言語哲学』の議論を引き継ぐものですが、議論が少し言語哲学から離れてしまいました。これは執筆中の『問答の理論哲学』(仮題)に関わる問題なので、これの続きは別のカテゴリー「問答の観点からの認識」で行いたいとおもいます。
ここでは、『問答の言語哲学』へのコメントや補足を引き続き行う予定です。