16 可謬主義と改革主義 (20200921)

[カテゴリー:日々是哲学]

 私は、現代の多くの哲学者と同様に、究極的な根拠づけは不可能であると考えます。政治に関していえば、革命を目指す者は、その政治理念が絶対に真であると考えているとおもわれますが、もし自分が主張する政治理念の可謬性を認めるのなら、そのものは革命ではなく、漸進的な改革路線をとるでしょう。どのような政治理念も可謬的であるとすれば、テストしながら漸進的に改革していくことが合理的な態度であるからです。

 さて、前回のべた税制についても、テストしながら漸進的に改革していくことが望ましいでしょう。

投稿者:

irieyukio

問答の哲学研究、ドイツ観念論研究、を専門にしています。 2019年3月に大阪大学を定年退職し、現在は名誉教授です。 香川県丸亀市生まれ、奈良市在住。

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